日本きものシステム協同組合(JKS)が「京都桑田村」での桑やクヌギの植樹を5年計画で始めたのは2014年のことでした。今年2019年はその最終年度。いよいよ卒業です。

JKS加盟店は5年間、雨でも晴れても毎年欠かさずに畑を訪れ、桑の成長を見守り、新しい苗を植えてきました。卒業の今年、6月3日(月)の午後、京都市内を出発。一路、京都福知山市の桑田村の畑を目指します。今年で目標にしていた300本の苗の植樹(寄贈)が達成できるとあって、一同張り切って車に乗り込みました。

約1時間半で、桑田村豊郷公民館に到着。桑田村の村長、柿迫義昭さんをはじめとする地元の人たちが笑顔でまってくいてくださいました。公民館では、理事長の佐々木英典の挨拶、それに応えて村長の柿迫義昭氏も挨拶、お茶と、地元の皆さん手作りのお餅をいただいていざ、畑へ!畑では、農家の皆さんが苗の向きや穴の掘り方などを教えてくださいましたが、さすがに5年めのベテランは手際が良く褒めていただきました。

桑田村

 

桑は着物や帯の意図となる蚕にとって欠かさざるエサで、桑の質によっても糸の良し悪しに影響するという大切なもの。着物を扱う呉服店として感謝の気持ちを込めての植樹です。全員で記念撮影をして、名残惜しいこの地を離れました。